【信頼関係がポイント!】ミニチュアシュナウザーのしつけについて
おじいさんのようなまゆ毛やひげがかわいいミニチュアシュナウザー。小さな体やフレンドリーな性格で、人気犬種ランキングの常連となっています。今回は、そんなミニチュアシュナウザーの性格を踏まえながら、しつけのポイントを紹介します。
ミニチュアシュナウザーはどんな犬?
ミニチュアシュナウザーは、もともと農場でネズミなどの小さな害獣を駆除する犬として改良されました。そのため好奇心が旺盛で警戒心が高く、小さなものを追いかけるのが好きといった特徴があります。基本的には穏やかでコミュニケーションを好む犬なので、小さな子どものいる家庭での飼育や多頭飼いにも向いています。
ミニチュアシュナウザーをしつける際はこういった特徴を踏まえて行うといいでしょう。
感受性が豊かで飼い主の言葉や表情をよく読み取ります。しつけする場合はアイコンタクトも取り入れてください。
ミニチュアシュナウザーは飼い主と遊ぶことが好きな甘えん坊ですが、しつけの際は毅然とした態度をとるようにしてください。
ミニチュアシュナウザーを覚えさせるときは「褒める」
ミニチュアシュナウザーは好奇心が強く、新しいことにチャレンジするのが好きな犬種。賢い犬なので、しつけや訓練にもしっかり応えてくれます。実際にトイレトレーニングや「オスワリ」「マテ」など、なにかを覚えさせるときは、褒めることが大切です。
たとえばトイレトレーニングを行うときは、遊んだあとや食事のあとなど、ミニチュアシュナウザーが排泄するタイミングでトイレシートの上に移動させます。
そこで排泄できたら褒めてあげましょう。ご褒美におやつをあげるのもいいですね。
オスワリなどは、「オスワリ」と声をかけながらミニチュアシュナウザーの腰を少し押し、座ることができればしっかり褒めます。
好ましい行動を取るように飼い主がサポートし、しっかりできたら褒めることを繰り返せば、ミニチュアシュナウザーの覚えは早いでしょう。
ミニチュアシュナウザーを叱るときは「反応しない」
好奇心旺盛なミニチュアシュナウザーは、悪気なくイタズラすることがあります。また、警戒心の高さから見知らぬものに対し、過剰に反応してしまうこともあります。ミニチュアシュナウザーが困った行動をした場合は、大きな声で叱るのではなく、反応しないことが有効です。
ミニチュアシュナウザーにとって、飼い主に無視されることが一番悲しいこと。逆に、ミニチュアシュナウザーがなにかいけないことをした際に、騒いだり慌てたりすると、かまってもらえたと喜んでしまうかもしれません。
噛んだり吠えたり、イタズラしたときは、怖い顔をして一言「ダメ」「イケナイ」などと叱り、ミニチュアシュナウザーを知らんぷりします。片付けが必要な場合は黙って淡々と処理し、できればミニチュアシュナウザーを残して部屋も移動してください。
そうすればミニチュアシュナウザーは「いけないことをした」と理解します。賢く学習能力のある犬なので、何度も繰り返し同じイタズラをすることはないでしょう。